グラフ
リラックスできる環境で生活を見据えたリハビリテーションを―医療法人社団和風会 千里リハビリテーション病院
pp.97-100
発行日 2008年2月1日
Published Date 2008/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101110
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千里リハビリテーション病院は,昨年11月に開院したばかりの,主に脳卒中のリハビリテーション(以下,リハビリ)を専門とする病院である.近隣には千里ニュータウンがあり,今後予想される高齢者の増加とともに,当院に求められるニーズも高まっていくと思われる.
当院の特徴としては「リハビリテーション・リゾート」というコンセプトの下,自宅のようにリラックスできる環境で,ストロークユニットによる病状管理と,入院早期から密度の高いリハビリを受けられることにある.従来のリハビリテーション病院では,急性期を過ぎて安定した患者でないと受け入れることが難しく,リハビリの開始が遅れてしまうといった問題があった.当院のストロークユニットは14床.脳卒中を専門とする医師2名と看護師10名,介護福祉士6名,理学療法士などのセラピスト11名,歯科衛生士,管理栄養士,薬剤師,ソーシャルワーカーがチームとなって治療・病状管理を行う.そのため,急性期からリハビリへの導入も非常にシームレスだ.
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