連載 医療ソーシャルワーカーの働きを検証する・32
MSW中心の医療連携モデル構築―その実践と成果
山本 展夫
1
1医療法人仙養会 北摂総合病院
pp.331-335
発行日 2009年4月1日
Published Date 2009/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101432
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各医療機関が地域で担うべき役割・機能を明確にしたうえで,連携により切れ目のない医療・介護・福祉サービスが提供されるべきだろう.しかし,その実現には具体的かつ効果的な方法論が必要となる.当院では,その方法論として1997年に医療ソーシャルワーカー(以下,MSW)だけで構成する地域医療連携室を開設し,以降12年間にわたり模索・活動を継続することで,地域へ医療・介護・福祉包括サービスの提供を具現化するとともに,病院経営戦略としても一定以上の成果が得られている.本稿では,その実践経緯・概要・成果などを紹介する.
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