連載 ロボット技術と医療・介護・福祉・2
手術支援ロボットによる低侵襲治療
富川 盛雅
1
,
家入 里志
2
,
田上 和夫
2
,
橋爪 誠
3
1九州大学大学院未来医用情報応用学講座
2九州大学病院先端医工学診療部
3九州大学大学院先端医療医学講座
pp.186-187
発行日 2009年3月1日
Published Date 2009/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101397
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手術支援ロボットとは,外科医が遂行する精密かつ低侵襲な手術を支援する装置であり,コンピュータ技術の発展に伴い可能となった.なかでも,マスター・スレーブシステム注)をもつロボットは近年急速に普及した内視鏡下外科手術に応用されている.外科医はロボットを操作することにより,高機能化した視覚を通して人間の手を越える精密な手術を行うことができる.本稿では,現在臨床に応用されているマスター・スレーブ型手術支援ロボットを中心に解説する.
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