特集 病院と家庭医療
【家庭医療クリニックと病院の連携例】
―北海道家庭医療学センター―病診連携における家庭医の強み―外来診療と在宅医療の2つの観点から
草場 鉄周
1,2
1北海道家庭医療学センター
2本輪西ファミリークリニック
pp.903-906
発行日 2008年10月1日
Published Date 2008/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101314
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家庭医に求められる機能は多岐にわたるが,表で示した家庭医療の特徴の中でも,病診連携は2番目に大きく扱われており,大変重要な機能であることが見て取れる.この文言の中では,・他の専門分野と患者の間の仲立ち,患者の立場を代弁,・ヘルスケア資源の効率的な活用,という3つの要素が示されており,家庭医が日常診療の中で,どのような点に配慮しながら病院との連携を図っているかが明確にわかる.本稿では,こうした3要素を体現する具体的な連携の実例を提示しながら,家庭医の果たす役割について論じたい.
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