特集 個人の力と医療・社会
【対談】民主主義と医療―同質性社会を変える個人の姿勢と病院の心構え
猪木 武徳
1
,
河北 博文
2
1国際日本文化研究センター
2河北総合病院
pp.14-18
発行日 2008年1月1日
Published Date 2008/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101092
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同質性の社会であっても違いを明確にすることから「個人の選択」が始まる
河北 「民主主義と医療」という大きなテーマを掲げましたが,そのなかで個人と社会のつながり,特に,社会に依存しないということ,あるいは個人の責任に基づく選択の自由というようなこれからの医療の展開について,労働経済学者である猪木先生に色々な視点からお話をいただきたいと思います.
まず,医療は,社会あってのものですから,社会のあり方に強く影響を受けます.最初に日本社会のなかでの医療をどのようにお考えか,お聞かせいただけますでしょうか.
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