連載 ヘルスケア環境の色彩・照明・12【最終回】
照明6 心と体に作用する色と光
手塚 昌宏
1
1ヤマギワ株式会社PDC
pp.986-987
発行日 2007年12月1日
Published Date 2007/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101070
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■反射色・透過色・光源色
米国アリゾナ州のPhoenix Children's Hospitalはとても刺激的な病院である.外装に8色,内装に32色も使用したカラフルな子ども病院で,数々の建築・デザインに関する賞を受賞している.フェニックスの強い太陽光を浴び,外装の色彩が目に飛び込んでくる.それは不快ではなく元気を与えてくれるように感じる.風除室のガラスは色がついていて,太陽の透過光が床に色のパターンを作り出し,目を楽しませる.病院エントランスホールに入ってからも,空間と色彩,光の変化で,子どもにも大人にも心地よい刺激を与えている.廊下には様々なアートが置かれている.センサーが人の動きに対応して光の色を変化させるプレイアートは子どもに特に人気がある.
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