特集 急変する医薬品政策―病院としての対応
国立病院機構病院等における後発医薬品の導入と課題
武藤 正樹
1
Masaki Mutou
1
1国立病院機構長野病院
pp.471-475
発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100832
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これまで遅々として進まなかった後発医薬品(ジェネリック医薬品)の採用が,このところの医療制度の環境変化で,国立病院機構病院(2004年4月より独立行政法人国立病院機構病院となった)や大学附属病院などの特定機能病院で,少しずつ進み始めている.特に厚生労働省のお膝元の国立病院機構病院では後発医薬品採用推進が医薬品政策の一環として行われているし,DPC (diagnosis procedure combination :疾病分類別包括払い)が2003年から導入された特定機能病院では包括部分医薬品の後発医薬品への置き換えが進んでいる.
本稿ではこれらの病院で進み始めた後発医薬品の導入の現状と課題についてみていくことにする.
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