特集 公私の役割分担とイコール・フッティング
【事例】公私の役割分担とイコール・フッティング
行政誘致方式による横浜市地域中核病院としてのイコール・フッティング論―聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院
新保 忠宣
1
Tadanobu Shinbo
1
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院
pp.136-138
発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100763
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「イコール・フッティング」については,「適切・平等な競争条件」,「存立基盤を同一にすること」,すなわち「経営に当たっては同じ土俵に立つ」の意と解されるが,現在わが国に存在する病院は,様々な社会・経済および政治状況の歴史過程を経て多くの経営主体によって設置・運営され,また行政とのかかわり方を含めた存立基盤もそれぞれに異なるなど,「医療提供機関」として多様な条件・側面を持っている.
そこで本論では,経営主体が「学校法人」であり,横浜市の地域中核病院としての位置づけを持って運営している当院を中心にイコール・フッティングについて考えてみることとする.
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