連載 病院管理フォーラム
施設管理・8
防犯のためのファシリティマネジメント(2)
小室 克夫
1
1聖路加国際病院施設環境整備課
pp.492-494
発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100629
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前回(「病院」62巻4号)では,病院の防犯につき,米国の調査から①監視カメラの増設,②優秀な警備員の配置,③入室制限システムの設置,④完全施錠の徹底,⑤従業員への指導方法の改善,さらに⑥職員の大きな名札などが窃盗事件の減少に功を奏していること,また日本看護協会の実態調査から,⑦夜間の保安体制は職員や患者以外の第三者の出入りや動線管理が重要であることを報告した.
今回はそれらを踏まえ,病院内の犯罪で最も多いといわれている盗難事故(窃盗)を中心にそれらの種類や傾向などについて述べ,また,各種犯罪(リスク)とその対応策(対応マニュアル)について述べる.
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