特集 医療連携における看護師の役割
高齢者施設の看護師として病院に望むこと
鳥海 房枝
1
1東京都北区立特別養護老人ホーム清水坂あじさい荘
pp.403-406
発行日 2007年5月1日
Published Date 2007/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100505
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1998年10月に開設した東京都北区立特別養護老人ホーム清水坂あじさい荘(以下,あじさい荘)は,入所者定員12 名,ショートステイ定員40名,デイサービス通所1日定員45名の大型老人福祉施設である.開設から2000年3月までは,特別養護老人ホーム(以下,特養)入所やショートステイ・デイ利用は措置制度であったが,同年4月の介護保険制度により,それらは区民がサービス提供事業者を選択して利用契約を締結する形へと大きく変わった.走りながら考え改正するとスタートした介護保険制度であるがゆえ,昨年4月には一部改正が行われている.
筆者は1998年4月に区役所内に設置された,あじさい荘開設準備室に勤務し現在に至っている.措置から介護保険による契約へ,そして昨年4月の同法の一部改正が,特養の運営にどのような変化をもたらしているか,とりわけ看護職の役割を中心にして改めて振り返ってみたい.
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