連載 病院管理フォーラム
■看護マネジメントの実践
患者の意思決定を組織で支えるために―看護師の専門教育として自己決定支援コースを設立して・前編
江口 恵子
1
1霧島市立医師会医療センター
pp.80-84
発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100474
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●自己決定支援がなぜ必要か―原則と現状
患者の意向を尊重し,納得のいく医療の提供を行っていくためにどのような手立てが必要であろうか.組織としての有様や組織の中での看護部の有様,また個人の有様等,学習と検討を繰り返しながら取り組んできた.その過程で,より専門性に優れた看護師の育成と組織的活用により,患者の人間としてのニーズに基づいた意思決定への支援がより可能になることが考えられた.これまでの経過と現状および展望について紹介する.
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