特集 医療のパフォーマンス評価
診療アウトカム評価とベンチマーク―診療アウトカム評価事業の概要報告
飯田 修平
1
,
長谷川 友紀
2
,
河北 博文
3
1財団法人東京都医療保健協会練馬総合病院
2東邦大学医学部社会医学
3医療法人財団河北総合病院
pp.557-559
発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100333
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医療の質の評価が求められている.質や満足度を評価するためには,科学的方法および信頼し得るデータに基づくこと,すなわち,共通の臨床指標に基づいてデータを集計し,優良病院や統計値をベンチマークし,時系列データを比較することが必要である.
東京都病院協会(都病協)は,病院医療の質の評価を目的に,2000 年度から診療アウトカム評価の試行調査,2002 年度から評価事業を実施し,2004 年度から全日本病院協会(全日病)も事業に参加している.筆者は両病院協会の委員長として評価事業を実施している.会員病院の自発的な参加により,共通の指標に基づいたデータを事務局で集計して,統計的データの一部を都病協および全日病のニュースやホームページ等で公開している.3 年間の結果の概要を報告する.
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