特集 病院経営のプロをどう養成するか
病院経営・管理者プログラムを受講して
病院経営とMPH
今村 英仁
1
1財団法人慈愛会
pp.628-632
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100057
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MPH 取得の動機
1999~2000年にかけて武見プログラム 注1) で,ハーバード公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health : HSPH)に留学した.その際に初めて,MPH(Master of Public Health,公衆衛生学修士) の存在を知った.武見プログラムに参加したのも,また,その時十分な成果を上げられなかったため,2002年,再度渡米し,MPH 取得を試みたのも次のような理由による.
●1991年から,当法人の経営に関わってきたが,10年ほど経過する中で,医業経営の専門知識の必要性を痛感するに至った.
●1990年代後半,米国のマネジドケアが大きな話題となり,日本にも影響を与えるといわれた.喧々諤々の議論がなされたが,その実態を日本で理解することは不可能だった.
●最近日本でも医療経営学科が盛んに設置されているが,1990年代後半には, 医業経営を気軽に, かつ系統立てて学習できる大学がなかった.
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