連載 バンコク病院見聞記・3
顕微鏡の中でマラリアと闘う 国立マヒドン大学熱帯医学部,附属熱帯病病院見学記
鈴木 昌美
1
,
和田 知子
1
1国際医療福祉大学医療福祉学部医療経営管理学科4年(執筆時)
pp.516-519
発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100035
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バンコクの「病院街」
バンコクの朝は早い.交通渋滞のためかバンコクの人は朝早くから行動するようです.この日の目的地マヒドン大学は,スカイトレインの戦勝記念塔駅から西に歩いて数分ほどの距離にありました.
マヒドン大学を訪問する前に,戦勝記念塔駅に隣接した巨大な国立ラァヴィティ病院にまず入りました.
一階フロアは経理や銀行,売店などが占拠しています.待合室は薄暗くて古びており,患者と職員は受付の小さな窓口を通して事務手続きを行っています.中庭は明るくて広く,熱帯植物が植えられ,周りは回廊になっています.ジャスミンの白い花が香りを漂わせています.
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