講座 PNFシリーズ
神経筋障害の治療におけるPNF(最終回)
ヴィール エリック
1
1府中リハビリテーション学院理学療法科
pp.388-394
発行日 1972年10月9日
Published Date 1972/10/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518104275
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ここでは,小脳部に失調はあっても,回復の見込みがないほどに重くない普通の頭部損傷を取り上げることにする.小脳失調が非常に著明であれば,バランスやコントロールの回復をみることはむずかしいということはほんとうの事実である.ほとんど回復が期待されないような小脳失調(非外傷性をさす)は省くことにする.このタイプの患者はまた非常に治療のしがいがある.というのは統計的にも身体的な回復はしばしば非常によい.
頭部損傷の患者の情緒的,心理的問題について述べるスペースや資格がないので,ここでは身体的な面だけについて述べることにする.
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