あんてな
保健事業の第2次5カ年計画
小山 秀夫
1
1病院管理研究所
pp.192
発行日 1987年3月15日
Published Date 1987/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103753
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昭和61年12月19日,衆議院本会議において老人保健法改正法案が可決成立し,本年1月1日から施行された.この法律によって,昭和62年度を初年度とする「保健事業第2次5カ年計画」がスタートする.
この計画の目標は,がん,心臓病,脳卒中などの成人病に関して,壮年期からの健康管理に重点を置いた対策を強化することにある.具体的には,昭和66年に,肺がん,乳がんの早期発見割合を50%程度,心臓病のハイリスク者の把握率を60%程度に高めるとともに,57年度の胃がん,子宮がんの死亡率を66年までに30%程度減少させ,脳卒中に関してはこの10年間で発生率を半減させ,脳卒中による寝たきり老人発生率を20%程度減少させようとするものである.
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