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The Japanese Journal of Physical Therapy and Occupational Therapy Volume 21, Issue 2 （February 1987）

理学療法と作業療法 21巻2号（1987年2月発行）

Japanese English

研究と報告

造拇指術後の作業療法 Result of Occupational Therapy Treatment following a Toe-to-thumb Transfer 柴田克之 ¹ , 生田宗博 ¹ , 山口昌夫 ² , 山内茂樹 ³ , 吉村光生 ⁴ Katsuyuki SHIBATA ¹ , Munehiro IKUTA ¹ , Masao YAMAGUEHI ² , Shigeki YAMAUCHI ³ , Mitsuo YOSHIMURA ⁴ ¹金沢大学医療技術短期大学部 ²リハビリテーション加賀八幡温泉病院 ³金沢大学医学部整形外科 ⁴福井医科大学整形外科 ¹School of Allied Medical Professions, Kanazawa University. pp.115-118

発行日 1987年2月15日 Published Date 1987/2/15

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103731

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Abstract 文献概要
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　Ⅰ．はじめに

　手指切断，特に拇指欠損では手としての機能が著しく障害される⁵⁾．しかし近年，微小血管外科の進歩に伴い拇指の機能的あるいは美容的再建を目的に，これら拇指欠損例に対し造拇指術（Toe-to-thumb術と略す）^6，8，11)が行われる．今回我々は，昭和55年1月から昭和56年12月までに，金沢大学付属病院でToe-to-thumb術を施行された4例に作業療法（以下OTと略す）を実施し，さらにアンケートによる追跡調査を昭和60年8月に行ったので結果を報告する．