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編集後記
冨岡 詔子
pp.281
発行日 1985年4月15日
Published Date 1985/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103317
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3月は,入学試験,進級判定,卒業式と,教育機関にとっては慌しい月です.教師にしてみれば,一年間のけじめをつけるときであり,成績をつけながら,自分の実施した授業に不全感を抱く時期でもあります.
4月になって入学式を迎えると,今年こそ準備万端整えて,居眠りする学生は,絶対に出さない,と心に誓います.しかし,学生の反応に教師自身も満足感を持ち,醍醐味を味わえるような授業は,年間を通しても数える程しかありません.若者の感性は授業の成否のバロメーターとして,おそろしいほどに鋭敏なのです.
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