Japanese
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特集 シンポジウム/チーム医療の人間関係
チームワークの問題点―精神科における作業療法士の立場から
Issues in Rehabilitation Team Work: View of a Psychiatric Occupational Therapist
大塚 信行
1
,
武岡 道子
1
Nobuyuki OTSUKA
1
,
Michiko TAKEOKA
1
1国立武蔵療養所
1National Musashi Sanatorium.
pp.29-34
発行日 1985年1月15日
Published Date 1985/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103240
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はじめに
チームワークを二つのタイプに分けて考えてみた.基本的には単独で行うのだが多くの人が分業しているタイプと,始めから多くの人が居なければ成り立たないタイプとである.医療の場合はどうだろうか? その昔は医師が一人で何もかもやっていた前者のタイプではないだろうか.看護は家庭看護から派生したものかもしれないが,看護・薬局・検査と周辺が拡がり,中央部分の医師も内科・外科・産婦人科等多くの科に分れ細分化していった.これは西洋医学の合理性のあらわれだと思う.細かく分れそれぞれが深く追求していくことで,医学は進歩しいろいろな発明や発見をして進んで来た.しかも今なお,医師が中心に医療を行い看護・薬局・検査等は手伝いという形の始めのタイプが歴然と存在している.
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