プログレス
バイオフィードバックのとり入れとその実情
藤沢 しげ子
1
1慶応義塾大学病院
pp.493
発行日 1982年7月15日
Published Date 1982/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102669
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いわゆる,バイオフィードバック療法は,近年の医用工学の発展に伴い,リハビリテーション(以下リハビリと略す)医療における有効な治療手段として利用されるようになって来ている.バイオフィードバック療法の歴史は比較的新しく,1950年代に治療に用いられた報告があるが,リハビリ医療の一手段として臨床に使用されるようになるのは60年代後半になってからであり,70年にかけて主としてアメリカを中心に発展して来たものである.そして70年代後半にはバイオフィードバック療法の方法,対象,効果についての包括的な論文が出現し,バイオフィードバック療法の方法論が定まって来ている.
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