本の紹介
「運動処方」―M. ポラック・J. ウィルモア・S. フォックス共著 広田公一・飯塚鉄雄・中西光雄・石川旦共訳
田中 信廣
1
1佐賀医科大学附属病院
pp.85
発行日 1982年2月15日
Published Date 1982/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102570
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
過去10年間に運動およびスポーツ科学の分野で,著しい知識の増加がみられた.運動選手のための新しいコーチングやトレーニング方法が開発され,研究技術の発達は運動に対する人体の反応や適応の実態を明らかにし,われわれは運動がいかに人間の質と量を改善するかをよく理解できるようになった.
本書は7章から成り,第1章は運動や体力の必要性についての全般的概説と,何故それが予防医学の中心をなしているかについての全般的解説をしている.第2章は,運動,保健,競技能力などに関する研究知見を取りあげ,それらを実用的な言葉で解説している.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.