特集 国際障害者年を迎える
障害児の発達権確保をめざして―国際障害者年と障害者運動
高谷 清
1
1第一びわこ学園
pp.821-823
発行日 1980年12月15日
Published Date 1980/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102276
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1.発達障害として
子どもの場合,障害があるということは大抵の場合,発達障害としてあらわれる.中枢神経の障害による場合はもちろんであるが,脊髄障害による歩行障害や直腸膀胱障害,股関節脱臼による跛行,さらに心疾患などの内臓障害でも発達上の問題があらわれてくることが多い.
子どもの障害では,その障害の種類・程度がどうでああれ,障害に対するアプローチと共に発達上の問題,課題を明らかにして,その保障を確立していかねば,とりくみは片手落ちになってしまう.
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