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講座
理学療法概論 5.理学療法における研究領域
Research Trends in Physical Therapy
伊東 元
1
Hajime ITO
1
1東京都老人総合研究所
1Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology.
pp.364-370
発行日 1980年5月15日
Published Date 1980/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102157
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Ⅰ.はじめに
概論の意味するところは“全体にわたって大要を述べること”である(広辞苑).今回“理学療法における研究領域”という大きなテーマをいただいたが浅学の身である筆者が研究領域全体にわたって大要を述べることなど到底およびもつかない.確かに筆者は研究を主体とした仕事に従事しているが,その範囲はごく限られている.日頃の仕事が理学療法における研究のどのような位置にあるのかを確かめる意味で現在までの理学療法における研究というものを考えてみたい.また近年理学療法の学問的体系化への思索が述べられ7),理学療法における研究の必要性,理学療法の体系化が理学療法士の間から,また関連部門からも望まれている.そこで現在までの理学療法の研究についていくらかでも整理し直してみる必要があると思い,断片的にではあるがみてみることにする.
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