FORUM フォーラム ふぉーらむ
東京モーターショーに見た身障自動車の現状
土嶋 政宏
1
1神奈川リハビリテーションセンター
pp.352
発行日 1980年5月15日
Published Date 1980/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102152
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身障者ドライバーの数は,年々増加の傾向を示し,その生活圏の広がりに,自動車が大きな役割を果たしている.此の度,第23回東京モーターショーが晴海埠頭にて,10日間開催された.その一角ではあるが福祉コーナーが設けられ多くの見学者の目を引いた.今回,国内大手の自動車メーカーが展示していたのは,介助用小型リフトバス(ハンディ・キャップ),ハンドルにノブつき補助装置付きの運転席と後部に小型リフトを取り付けたバン,試作ではあるがスカイライン2000GTに車椅子のままで介助移動が可能な乗用車,この車は,当センターの研究部リハ工学科,田中,飯島両氏により設計されたものを,日産プリンス,日本ウィルチェア,アビリティーズ各社の協力によって完成させたものである.
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