プラクティカル・メモ
針金を用いた立位時躯幹動揺のトレースについて
萩原 利昌
1
1国立療養所箱根病院
pp.698
発行日 1979年10月15日
Published Date 1979/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102011
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1.はじめに
立位時の重心や作用点の記録については,測定機器も売り出され,工学的方法を主に考えられているが,いずれも高価な電機機器を必要とし,比較的時間と場所をとるものとなっている.最近立位時の躯幹の揺れについてデータが必要になり,極めて簡単にできるものということで製作して見た.材料があれば10分程度で製作でき測定結果も比較的良かったのでここに紹介する.
今回の手法は躯幹の揺れをそのまま記録用紙に記録する手法であり重心及び作用点の軌跡とは若干異なるが,同一条件で施行すれば問題はないと思われる.
以下順次説明する.
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