特集 新しいリハビリテーション医療器具
<随想>
私の工夫した治療器具
電動車いすの操作能力評価具
長尾 哲男
1
1神奈川県立リハビリテーションセンター
pp.552
発行日 1979年8月15日
Published Date 1979/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101968
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電動車いすの操作は,現在多くがジョイスティックレバーの形式である.これは,通常手指により操作するものと考えられている.
そこで,電動車いすの発注に際して,手指による操作やあごなど他の身体部分による操作能力の事前チェックが必要である.さらに安全のためには,実車に乗せる前に,それを評価し,コントロールボックスの取り付け位置を明らかにしておかねばならない.運転能力は練習に待つとして,1)操作に要する動きが可能かどうか,2)その位置はどこが最適かの二点を評価するため装置を作製した.
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