とびら
受け継ぐ学会から創り出す学会へ―第13回日本理学療法士学会を通して
嶋田 智明
1
1高知医療学院リハビリテーション科
pp.589
発行日 1978年9月15日
Published Date 1978/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101743
- 有料閲覧
- 文献概要
去る5月17日,18日の二日間にわたり,高知で日本理学療法士学会が開催された.生憎の雨天にもかかわらず,約850名の出席者を得たことは,学会を担当した高知士会の一会員として大きな喜びである.今回の学会では出席者の数が多かったとか,会場が立派であったとかいう「量的・外観的」面より,むしろ学会の運営,プログラムの企画という,学会にとって最も大切な「質」の面で,評価できる「何か」を感じた.筆者が自分の所属する高知士会の担当した学会をどうこう言うのは誠に恐縮な限りであるが,日本理学療法士協会の一会員として,しかも第三者の立場からの意見として受けとって頂きたい.まず今学会には,斬新さと若さがひときわ目立って映えていた.学会長以下準備委員の若さと情熱が,学会に出席した会員一人一人に何らかの型で伝わったのではなかろうかと思う.
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.