Japanese
English
研究と報告
ナーシングホーム入寮者の日常生活動作能力および疾患との相関についての検討(第一報)
Frequency of Diseases and Level of Activities of Daily Living in the Residents of Itabashi Nursing Home. (Preliminary Report)
片山 文路
1
,
池谷 義道
1
,
丸山 仁司
1
,
磯野 直希
1
,
阿部 吉晴
1
,
高島 耕
1
,
新井 隆夫
1
,
金子 直子
1
,
浅利 禎子
1
,
土嶋 政宏
1
,
遠藤 教子
1
,
藤本 利明
2
Fumiji KATAYAMA
1
1東京都仮橋ナーシングホーム
2東京都養育院付属病院心理療法科
1Tokyo Metropolitan Itnbashi Nursing Home.
pp.263-268
発行日 1978年4月15日
Published Date 1978/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101663
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
ナーシングホーム入寮者の日常生活動作(Activity of Dairy Living;ADL)での自立度,あるいは介助度について,リハビリテーションの立場から,その経年的変化と,それに関連する要因について観察検討するために,第一回調査としてLehmann1)らの方法にしたがってADLの評価を試みた.ADLのあり方については,ADL項目の選択,評価方法,統計学的処理方式2,3,4,5)など今後の検討にまつべき問題が少なくない現状であるが,あえてLehmannらの方法を用いたのは,その対象が脳卒中による片麻痺患者であり,評価法としては従来の順序尺度を用いているものの,ごく基本的な数項目のADLの評価ながらADLの経時的変化について統計学的検討の可能性を提示しているからである.今回は第一回調査のため横断面的な観察のみに留まったが,板橋ナーシングホームでの各年齢層間にみられるADL自立度,あるいは各ADL項目間にみられる自立度の差について統計学的な分析を試み,またADL自立度と疾患群との旧関について検討したので報告する.
![](/cover/first?img=mf.1518101663.png)
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.