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特集 脳卒中
脳卒中患側上肢に対する作業療法
Occupational Therapy for the Affected Upper Extremity in Cerebrovascular Accident
池ノ谷 眞里
1
Mari IKENOYA
1
1慶応義塾大学病院
1Keiougijuku University Hospital.
pp.149-155
発行日 1978年3月15日
Published Date 1978/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101639
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はじめに
脳卒中上肢機能の作業療法については,セラピストの立場や視点により,多様な方法や過程を辿って,到達点に向っているのが現状であろう.筆者は正常機能へと働きかける中で健側と片麻痺である両上肢が,種々の副次的な要素をふまえて,得られた最大機能を発揮し,利き手と非利き手の役割を担いながら,必要な生活動作の実現を可能にする事を,狭義な意味での片麻痺上肢の作業療法として捉えている.
ここでは,日常の臨床経験をもとに,当センターにおける試み等も含めて述べていく.
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