特集 運動療法
<随想>
運動療法のこと
中屋 久長
1
1高知リハビリテーション学院
pp.1101
発行日 1976年12月15日
Published Date 1976/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101378
- 有料閲覧
- 文献概要
多くの成書を要約すると,運動療法とは「セラピストの徒手的手技や用具または患者自身に規則的な運動を身体各部に行わせて全身または局所の回復をはかろ治療法であり,身体のバランスと安定性の改善をはかり,各運動相互の協調性を増すことを目的とする」となろ.しかし私達セラピストが毎日接する障害者(患者)はどのように理解して運動療法室に通って来るだろうか…….ある五十肩の患者さんは関節可動域訓練のことを「先生また少し揉んで下さい」というし,codman体操を指して「肩を動かす練翌をする」と表現する.
Copyright © 1976, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.