特集 運動療法
<随想>
運動療法について
江原 皓吉
1
1都立府中リハビリテーション学院
pp.1004
発行日 1976年12月15日
Published Date 1976/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101365
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運動療法を医師の指示のもとに患者に対してどのように実施するか,これは私達PTにとって非常に意義があり,これによって身体的に障害のある人の最大残存能力を可能な限り短期間にゴールに導くことができると思います.運動療法を行う場合生理学で長く臨床の場に用いられている分類,下記により疾患にアプローチすると,より効果的と思います.
1.錐体路系―精巧な随意運動を創始している.
2.錐体外路系―身体の姿勢を調節して運動の基盤を作っている.
3.小脳系―各種の筋の活動を協調させて運動を円滑にかつ精密に行なわせている.
4.下位運動神経系―損傷すると弛緩性麻痺,筋萎縮,反射消失等の症候をきたす.
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