CKDステージG3以降の診療と看護・生活支援
食事と運動療法 運動療法の実際
小関 裕二
1
,
朝倉 洋平
,
加藤 ふみ
1増子記念病院 リハビリテーション科
キーワード:
運動療法
,
リスクマネジメント
,
栄養指導
,
慢性腎臓病
Keyword:
Exercise Therapy
,
Risk Management
,
Renal Insufficiency, Chronic
pp.667-672
発行日 2013年6月10日
Published Date 2013/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013301690
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慢性腎臓病(CKD)患者の運動療法は腎機能障害を悪化させる懸念から推奨されなかった.しかし,「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2009」ではCKD患者に一律に運動制限を行うのではなく,心血管疾患予防目的や身体機能維持のためにも,継続した運動に取り組むことが勧められている.CKD患者の運動療法は,リスク管理下にて低負荷な運動を継続的に取り組むことが重要である.医療スタッフは,CKD患者に対し運動療法の有用性を十分説明し,運動が継続しやすい環境を整え,安全に運動できるよう支援することが大切である.
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