Japanese
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研究と報告
高血圧性脳出血患者のリハビリテーション―外科治療46症例のリハビリテーション成績とその問題点
Rehabilitation of hypertensive cerebral hemorrhage-Surgical treatment and its problems
伊藤 日出男
1
,
松橋 一義
1
,
原子 健
1
,
浅利 正雄
1
Hideo ITOH
1
1湖東総合病院理学診療科
pp.407-411
発行日 1976年5月15日
Published Date 1976/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101230
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はじめに
近年,脳神経外科の発展により脳血管障害に対して積極的に外科治療が行われるようになった.特に高血圧性脳出血においては,従来の保存的治療例では明確でなかった病巣部位や,血腫量とその拡がりなどがかなり明確となり,発症時の状態から予後の推測がある程度可能となった.このような外科治療成績に関する脳神経外科領域での報告は多いが1,2,3,4,5),リハビリテーション(以下リハ)領域からの報告は少なく,その必要性が強調されている6,7,8,9).
われわれは,脳血管障害の研究及び治療施設である秋田県立脳血管研究センターで外科治療を受け,術後湖東総合病院理学診療科でリハ治療を行なった高血圧性脳出血のリハ成績を検討し,術前術後の諸因子との関連について分析を加えたので報告したい.
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