メディカルプログレス
ペルテス病/精神科リハビリテーション(その6)
江口 寿栄夫
1
,
鈴木 純一
2
1高知子鹿園
2都精神医学総合研究所
pp.873
発行日 1975年12月15日
Published Date 1975/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101134
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ペルテス病は大腿骨頭の無腐性壊死であり,小学校入学前後の男児に多く,経過は2~3年又はそれ以上かかって修復されることはよく知られている.治療は,罹患骨頭に対する免荷であり,そのためにベット上の安静,牽引,スナイダーによる患肢懸吊による松葉杖歩行,外転装具や種々の免荷装具によろ歩行などの保存的治療をすることが主流であるが,骨頭変形により求心位保持が出来なくなるのを防ぐために,臼蓋或いは大腿骨の骨切り術を行なったり,又,ペルテス病の成因に関して骨頭の血流改善をはかる軟部組織に対する手術,注射を行っている人もある.
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