雑誌レビュー
1974年度“AJOT”まとめ
生田 宗博
1
,
江口 洋子
2
,
大村 道子
3
,
関根 久子
4
Munehiro IKUTA
1
,
Yoko EGUCHI
2
,
Michiko OMURA
3
,
Hisako SEKINE
4
1横浜市大病院リハ科
2都心身障害福祉センター
3日本肢体不自由児協会中央療育相談所
4虎の門病院分院
pp.711-714
発行日 1975年10月15日
Published Date 1975/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101101
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1.はじめに
AJOT(The American Journal of Occupational Therapy)の総説の目的は,内容のPoint紹介,そして現状と新たな動きを知る事にあると考える.雑誌の構成は先の矢谷氏の紹介(本誌8巻2号)に詳しく,又基本的変化は見られない様であり,今回は省略し,研究論文を中心にまとめる.尚参考の為,当該文献の上にその文献の最初のページ数を示した.(文献番号ではない)
全発表論文数は77であり,以下に分類した.地域・保健活動(Community-Health):10,教育:11,知覚,運動統合(Sensory-Motor Integration):10,小児:6,老人:5,精神科:9,装具・Device等:9,身障:1,オペラント療法:4,その他:12であった.
Volume28の特色の一つは比較的大胆なイラストにあった様で,従来の科学専円雑誌のイメージを脱した感があった.1974年の米国OT協会は,教育と保健分野でのOTの専門職化を重点口標に置いた様であった.
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