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はじめに
1982年のAJOTをまとめるに当って,従来とは多少形式を変えて報告させて戴く,今回は,Featuresに焦点を合せ1号毎に全体の目次を眺めその中から各タイトルの日本語訳を紹介して後,特に筆者の興味をそそると感じられた論文を主観的に選択し,概要を報告させて戴く事にするが個人的興味に応じて報告内容に長短の生じる事を予め断っておきたい.可能な限り内容に忠実にまとめるよう努力したつもりではあるが,正確にその内容を吟味したいと欲する方には原本を読まれるように強く御薦めしたい.その際に,筆者の解釈に誤りを見つけられた場合には直ちに御教授戴けるように希望する.前置きが長くなったが,さっそく各号Featuresの目次を紹介させて戴く.
第1号Features:この号には5編の論文が掲載されている.おのおの『適応反応の科学に関する考察』『進化・文化・個人的適応に於ける遊び』『医療とOTに於ける秩序と無秩序』『精神発達遅滞児の言語発達に及ぼされる前庭刺激効果』『OTの言語獲得に対する潜在的可能性』とでも訳せよう.
第2号Features:『OTと特殊教育~公法94-142号にまつわる問題・懸念』『地方の学校システムでのOTサービス』『超職種地方巡回治療プログラム』『二分脊椎児に対する自己導尿訓練』『就学前問題児に対する早期精神衛生プログラムおよび予防プログラム』の5編の論文が掲載されている.
第3号Features:『業務品質保証~3段階水準モデル』『正常幼児の把持の発達』『南カリフォルニア回転後眼振検査の眼振持続に及ぼす心理状態の影響』『SCPNT標準値の拡大』『教育における用語上の困惑』の5編が収められている.
第4号Features:『被災地住民に対するOT活動のモデル』『健康老人のための予防的アクティビィティーとサービス』『入院老人における自己概念と機能的自立』『学校―臨床教育の相互作用における管理様式』の4編である.
第5号Features:『作業役割歴~精神科OTのスクリーニング道具』『OT指導者開発のための後援組織』『右半球障害後の視空間欠損』『OTのための生態学的システムのモデル』『ミニ協議会~臨床指導に対する解決策』の5編が収められている.
第6号Features:『理論と実践に於ける作業行為と感覚統合概念の合成~第1部:理論的基礎』『施設収容老人の食事行動評価』『4種のアクティビィティーに見られる情緒的意味の因子鑑定』『訓練目標の順序づけに対する分類学の適用』
第7号Features:『理論と実践に於ける作業行為と感覚統合概念の合成~第2部:臨床への応用』『精神衛生業務に対する心理教育的アプローチの発達への寄稿』『正常老人の頭頂葉機能測定検査結果』『OT学生への実習課題の与え方』『障害者に対する態度変容の促進』
第8号Features:『腰関節形成術後リハビリテーションに用いられた自助具』『関節炎~アリゾナ州OTに好まれる学習法』『関節炎の女性のためのファスナー』『プルイニンクス・オゼレツキーの運動能力検査と南カリフォルニア感覚統合検査との相関』『OTにおける学生募集と情報技術の効果』『ビデオ作成~青年入院患者のためのアクティビィティー』
第9号Features:『感覚統合療法~結果は良?悪?』『感覚刺激提供者としての母子活動』『感覚統合障害児の両親のためのプログラム』『触覚防衛を伴う発達遅滞児と伴わない発達遅滞児の感覚発達歴』
第10号Features:『環境の相互作用~作業モデルの拡張』『人間の作業モデルに対するケース分析法』『学習障害児3名の回転後眼振パターン』『dorsal resting/volar restingハンドスプリントの過緊張軽減比較』『肘関節屈筋痙性軽減の一手段としての石膏スプリント~ケース・スタディー』
第11号Features:『当号において』『自立の精神~哲学の進化』『アクティビィティーの遺産~理論の発展』(同題,2編の論文)『アクティビティーを介した自立~OTの実践(精神科)』『アクティビティーを介した自立~治療における心・身・環境の相互作用』『アクティビィティーを介した自立~OTの実践(小児科)』
第12号Features:『Preschool Play Scale(就学前の遊び評価)の信頼性と妥当性に関する研究』『評価道具の開発とその妥当性についての指針』『簡易神経学的スクリーニングテストに見られたコーリオアセトーシス運動の影響』
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