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特集 PT・OTにおける管理・運営・倫理
管理の考え方―病院医療における適用
Administration: Application to Hospi
紀伊国 献三
1
Kenzo KIIKUNI
1
1生省病院管理研究所
pp.261-265
発行日 1975年5月15日
Published Date 1975/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101001
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Ⅰ.病院の目的
管理とは特定の目標に向って行なわれる人間活動の組織化と調整といわれるように,組織の目標の達成をいかにスムーズに行なうかが問われるわけである.たとえば病院の場合には,医療法10条の規定は,病院は医師に管理させなければならないという規定があるが,これは病院という組織がそれ以外の組織と違って良い医療を提供しなければならない場合の特殊性を認めたものではないかと思われる.それでは病院の目的は何かということになる.それは地域の医療の向上を目ざすものであることは当然であるが一つの組織の中で考えるとそれは質の高い医療すなわち効果的な医療を効率よく行うということになろう.第一の効果性については質の評価がきわめて困難ではあるが,それらは3つの観点から眺めることができる.
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