メディカルプログレス
下肢装具への生体力学的アプローチ/X線マイクロアナライザー
大川 嗣雄
1
,
大井 淑雄
2
1横浜市大病院リハビリテーション科
2自治医大整形外科リハビリテーションセンター
pp.745
発行日 1974年12月15日
Published Date 1974/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100935
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最近,リハビリテーションの分野に工学的手法が盛んに用いられるようになってきた.その中でも,Biomechanical approachは,種々の成果を挙げてきた.この主要な点は,歪ゲージ,およびその応用機器等の進歩によって計測法が一段と飛躍したことにあろう.これ等の成果は,整形外科の分野における骨,関節の力学,あるいは義肢の分野にみるべきものが多かった.しかし,装具の分野では,未だこの様な観点からの報告は少なかった.にもかかわらず,このような報告は,われわれが経験的に常識として考えていたような事実をくつがえすようなものもあり,興味深い.
この中のいくつかを紹介する.
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