メディカルプログレス
切断肢(指)再接着/人工関節
大川 嗣雄
1
,
大井 淑雄
2
1横市大病院リハビリテーション科
2自治医大整形外科
pp.685
発行日 1974年11月15日
Published Date 1974/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100919
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切断された部分を再接着する試みは,20世紀の初期から行われて来た.初期には実験的な試みとして研究されて来たが,1962年に上腕切断再接着の報告が臨床例として報告された.以後,中国,アメリカ,日本等においても次々に多くの成功例が報告されている.
玉井等の報告では,切断肢の再接着では,上肢4例は全例,下肢4例中3例に成功し,指では,完全切断23指中14指,不全切断21指中20指に成功をおさめたとのべている.又中国のDr. Chenは指再接着の成功率は50%,アメリカのKleinert等は,指の完全切断で29%,不全切断で52%の成功であったとのべている.
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