書評
Symposium on the Rehabilitation of the Cancerdisabled edited by Ronald W. Raven
荻島 秀男
1,2,3
1都養育院附属病院リハビリテーション部
2東京都老人総合研究所リハビリテーション医学部
3高知リハビリテーション学院
pp.229
発行日 1974年3月15日
Published Date 1974/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100809
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癌患者のリハビリテーションという言葉が聞かれるようになったのは割合最近の事であるが,不治の病とされていた癌がその種類によっては早期発見,手術,薬物療法,核医学,放射線療法,抗癌剤の発見,及びホルモン療法などの進歩により根治又は生存率が高くなった事で,癌患者の生きるための闘いが医療チームとしてとりあげられるべき問題になったという点で,医学的な面と社会的な面の合流が必要になったわけである.
この本は,1971年5月18日ロンドンで英国外科専門医会の主催で開かれたシンポジュウムの記録で,参加者は医師,PT,OT,SW,ナース等多くの専門職である.
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