とびら
ある2つの対話
大川 嗣雄
1
1横浜市立大学病院,リハビリテーション科
pp.709-710
発行日 1973年10月15日
Published Date 1973/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100710
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○月○日 整形外科の医局での対話
A「リハ科というものがこの大学の中にはあってそれなりに活動をしていても,リハ科に籍をおこうとする医師ができなくて困っているんだ.B君,君なんか整形にみきりをつけてリハへ来たらどうだね.」
B「私がリハに向いているとの判断をなさってのお誘いか,整形では余り役に立っていない事を御存じの上でのお誘いかによって御返事の中味も変って来ますがね.いずれにしても,まず先生のお考えを聞きたいと思うんですが,現状ではリハに向いている医師というものはどんな人間なんでしょう.もう少し具体的に考えると,少し位人間関係などは悪くても,リハ医学そのものに興味を持っている人間と,むしろ人間としてチームの中で上手にやっていけそうな人間とではどちらを取りますか.」
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