器具の管理
装具の手入れ
栗原 延子
1
1東大病院リハビリテーション部
pp.350
発行日 1970年10月9日
Published Date 1970/10/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100367
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装具は,神経筋機能障害や筋骨格系障害などによって身体障害となった患者が,最大限にその残存機能を利用して,できるだけすみやかに日常生活への独立,もしくは社会復帰への到達を目ざすための補助的手段として,車イス,自動具,松葉杖などとともにしばしば使用されるものの1つである.
身体障害を有する患者に対して,装具は体幹や身体の一部を支持すること,変形を矯正または予防すること,不随意運動をコントロールするなどの目的で医師より処方されるが,患者の障害の程度によりそれらは短下肢装具,長下肢装具,骨盤バンド付き両側長下肢装具,ナイト式脊椎装具などの形として用いられる.
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