Japanese
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特集 小児のリハビリテーション
先天性上肢奇形児のADL
ADL training for the child with congenital upper extremity deformity
番田 瑞子
1
,
古川 宏
1
Mariko BANDA
1
,
Hiroshi FURUKAWA
1
1整肢療護園
pp.1-4,173-178
発行日 1970年6月9日
Published Date 1970/6/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100321
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はじめに
ここでは,先天性上肢奇形のうちでも特にサリドマイド奇形児についてADLを中心に紹介したいと思う.日常身辺動作といえば,ふだん,われわれがほとんど無意識的に行なっていることであるが,障害者の場合はさまざまの困難を伴うことはもちろんである.ことに,この子らの場合,発達途上の幼児であり,肉体的欠陥と機能障害をもちながら,未経験な動作を習熟しなければならないので,そこには隠しきれないほど多くの問題をはらんでいる.そこでADLに関して述べるまえに,現在入園している10名について,他の面からもみてゆきたいと思う.この10名の内訳は,
アメリア 1名
フォコメリア 8名
エクトロメリア 1名(ただし片手はフォコメリア)
である.
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