私の工夫
滑車式重錘運動器の良否について
赤坂 潤
1
1青梅市立総合病院物療室
pp.31
発行日 1967年8月9日
Published Date 1967/8/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100043
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- 文献概要
滑車式重錘運動器は,通常,筋のIsotonic Contractionと,持続索引または筋のIsometric Contractionのために用いられる。ある重さをバネばかりを用いて引っぱりつつある時の針の示す重さ(Isotonic)と,引っぱることをやめた時の重さ(Isometric,やめた時少しもどしてやる)は,機械とその時用いた滑車の数によってそうとうのひらきがあるものである。すなわち,重りの滑るパイプと滑車の抵抗があるために,両者に差が生じるわけである。抵抗を0と考えた場合,たとえばバネばかりに直接重りをつけて計った時には,パネばかりを垂直に上げつつある時にもとめた時にも両者の重さは常に一定である。
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