目でみる耳鼻咽喉科
副鼻腔真菌症
犬山 征夫
1
,
堀内 正敏
1
,
甲能 直幸
1
,
増野 精二
1
1慶応義塾大学医学部耳鼻咽喉科
pp.304-305
発行日 1981年5月20日
Published Date 1981/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492209248
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近年,副鼻腔真菌症が増加する傾向にある。その一因として抗生物質やステロイドの頻用があげられるが,一方耳鼻科医の本疾患に対する関心が高まったことも見逃せない。本疾患の予後は一般に良好であるが,しばしば悪性腫瘍との鑑別が問題となる。またrhinccerbralmucormycosisのようにきわめて予後の悪い病型もある。そこでわれわれがこれまでに経験した29例のうち,定型的な症型を紹介する。
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