創刊50周年記念特集 今日の耳鼻咽喉科/治療のコツと全身管理
治療に必要な臨床検査の要点
血液検査
三輪 史朗
1
1山口大学医学部第三内科
pp.857-858
発行日 1978年10月20日
Published Date 1978/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492208779
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はじめに
血液検査の中で出血性素因に関する検査は術前検査として大切であるが,これについては別項で詳細に述べられると思うので省略し,赤血球数・ヘマトクリット・ヘモグロビン濃度・赤血球恒数(MCV,MCH,MCHC)算定・白血球数・白血球百分率・末梢血塗抹標本の見方などの点について要点を述べることにする。耳鼻咽喉科領域では無顆粒球症の診断が大切である。検体としては,EDTAを抗凝固剤とした静脈血を用いるのが一般である。
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