創刊50周年記念特集 今日の耳鼻咽喉科/治療のコツと全身管理
耳—症候と疾患
聴神経腫瘍
神崎 仁
1
1慶応義塾大学医学部耳鼻咽喉科
pp.748-750
発行日 1978年10月20日
Published Date 1978/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492208722
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聴神経腫瘍(AN)の理想的治療は術後の致命的あるいは非致命的合併症(髄膜炎,髄液漏,片麻痺など)を伴わずに,腫瘍の全摘がなされ,しかも聴覚,顔面神経をはじめとする脳神経機能の保存ができることである。このような成果をあげるためには早期診断と良い手術が必要である。後者は神経耳科医と脳外科医のチームワークによつてなされることが必要である。
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