鏡下咡語
ジーボルト江戸参府150年を迎えて
大藤 敏三
1
1日本医科大学
pp.62-63
発行日 1976年1月20日
Published Date 1976/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492208301
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本年(1976)はPhilipp Franz von Siebold(ひりふ.ふらんす.しいほると)が江戸参府の年から数えて150年に当り,医学を含め近代欧州文化の日本に伝来した手順を省みるのに最適ではないかと思う。
現在Sieboldの関係書籍は多数出版されてある。原本ば自著 "Nippon"〔Würzburg u. Leipzig版の大著で"日本"日本とその隣国および保護国,蝦夷,南千島列島,樺太,朝鮮,琉球諸島(Japan u. dessen Neben-u. Schützländer)〕の記録集となつていて,その第2章が江戸参府紀行(Reise nach dem Hofe des Siogun im Jahre 1826)に割当てられてあることは周知の事柄である。
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