--------------------
副鼻腔手術固定点数の算定表について
荻野 朝一
1
1荻野病院
pp.152-153
発行日 1971年2月20日
Published Date 1971/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492207598
- 有料閲覧
- 文献概要
まえおき
わが国の副鼻腔炎は欧米諸国と異なり,副鼻腔解剖が複雑狭隘なために多洞または全洞罹病型が多い。したがつて多洞か全洞手術が行なわれている。
われわれ臨床医が常に悩まされているのは複雑な複合手術請求点数の算定である。保険手術点数は各副鼻腔の手術方式によつて各洞の手術固定点数がそれぞれ異なつているほか,副鼻腔のごとき多洞複合手術の場合は,「主たる手術の固定点数に従たる手術固定点数の1/2を加算する」規定であるから請求点数の算出がきわめて困難である。
Copyright © 1971, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.