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耳鼻咽喉科領域における輸液の問題点
古川 哲二
1
1九州大学医学部麻酔科学教室
pp.3-11
発行日 1970年1月20日
Published Date 1970/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492207401
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I.はじめに
近年手術方法の進歩,麻酔および術中管理や抗生物質の発達にともない,以前は到底なしえなかつた大手術も危険を伴わずに行なわれるようになつた。一方たとえ短期間の手術であつても手術侵襲の生体におよぼす影響も考慮に入れ最上の状態を保つように努力すべきである。ここでは,手術患者の管理のなかで輸液の問題のみをとりあげ,とくに手術時の適正輸液と,術後のアミノ酸輸液の可否を中心にして少し述べてみたいと思う。
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